いち早く春の気配を知らせてくれるユキワリイチゲの萌芽
📸2025年11月9日:ユキワリイチゲは、春をいち早く里人に知られる早春の花の一つである。
まだ、晩秋といってもいいのかな。いや、もう初冬というべきか。とはいえ、里にはまだ紅葉が降りて来ないなんて景が散見される。
だがね、誰が何と言おうと、このユキワリイチゲの萌芽ってやつは、ひと足早く猫の額に春の予感を感じさせる景趣なのである。
坪庭を見渡せば(見渡すなどと大仰な言い様など必要がないほどの狭さだが)、そこかしこに地肌が露わとなってきている。それなのに、もうユキワリイチゲは地表を割り、あの特徴的な色合いを帯びた幼葉をもたげてくるのである。これからは、こんな些細な証や萌しを一つ一つ拾いながら年が暮れてゆき、新たな年が明け、春の足音を確かめることとなるのだな。
あかあおと 散りばめたる 鬼目(ほろし)の実 樹間に揺らり 冴え冴えとあり
📸2025年11月10日:ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸:ナス科ナス属の多年生植物)
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| 📸2025年11月10日:樹間で何かが揺れた。 ( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📸2025年11月10日:朱や青が目に飛び込んできた。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📸2025年11月10日:路傍に一群のアカマンマ(イヌタデ)――何故か郷愁を感じる景の一つだ。
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| 📸2025年11月10日:おや、コウヤボウキの花だ。 ( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📸2025年11月10日:いまが盛りと咲いていた。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
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| 📸2025年11月10日:黒光りするヤブランの実。 ( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📸2025年11月10日:時期外れの紫陽花。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📸2025年11月10日:おや、これは何の実だっけかな? 濃緑がなんとも美しいではないか!
📸2025年11月10日:なんのことはない、この飴色の実を見て気づいたよ。灸花(ヤイトバナ)だね。
春の使者を目の当たりにした朝、ほんの少し足を伸ばしていつもの森の辺りをブラ散歩。鮮やかなヒヨドリジョウゴの朱や青の実を見つけ心が踊り、一群れのアカマンマに郷愁を覚え、真っ白な紙テープを丸めたようなコウヤボウキに可笑しみを味わい、時期外れの紫陽花に息を呑む。
「ヘクソカズラ(別名:灸花、早乙女葛など)の実は飴色である。」――これは、脳裡に刻み込まれた常識的な定見。青々とした実がすぐ傍にあっても、「これは何の実だっけ?」なんてことになりかねない。そう、草の実の色の変化一つ取ってみても、季節の移ろいが色濃く表れている。
飴色に 染まりて侘びし 灸花 和音





