一瞬、絶句した。みなかみインターを下り、谷川温泉方面を目指す。やっと見つけた天一美術館入口の標識を頼りに右折すると、程なく美術館のサインボードがあった。
いや、待ってくれよ! 人一人が通れるほどの急な坂道(ちょっと大袈裟かな)に、石段が弧を描きながらがエントランスへと続いているようだ。これじゃ車椅子を押しながらでは上がれやしない。
家内を車に残し、付近で人影を探す。折よく、何処かのホテルの関係者らしき人と出合い、他に入口がないかを尋ねる。「この道を真っすぐ進み、1つ目の角を右折する。しばらくすると、障害者用の駐車場がある。」とのこと、ほっと胸を撫で下ろし車に戻る。
仰る通り、道のどん詰まりに美術館のサインボードがあった。この道の正面に手すりらしきものが見えるが、これが先程最初のサインボードから続く階段の到達点なのだろう。なかなか野趣に富んだ美術館である。
突き当りを右折すると正面玄関へ出た。閲覧室がA、B、Cと3部屋あるようだが、それほど大きくはない。建築家・吉村順三の遺作となった美術館で、なにやら山荘を連想させるような外観である。
ここで、美食家の方であれば、「天一? 何処かで聞いたことがある? まさか、あの老舗天麩羅屋の銀座 天一と関連があるのでは?」と思いを巡らすことであろう。
ご推察の通り、天一の創業者である矢吹勇雄氏のコレクションを収めた美術館として1997年に開館したという。つとに有名なのが、岸田劉生の貴重な「麗子像」を所蔵・閲覧できること。銀座 天一に関しては敬して遠ざけて過ごしてきたが、先の「麗子像」を始め、佐伯祐三、安井曽太郎、熊谷守一の作品が鑑賞できると知り、立ち寄ることとした。
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| 📸2025年9月18日:ミズヒキに一筋の花穂。 ( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📸2025年9月18日:おや、ヘビイチゴの実が!? (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
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| 📸2025年9月18日:遠くにツリフネソウが咲いている。 ( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📸2025年9月18日:愛らしくツルボが咲いている。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
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| 📸2025年9月18日:湯檜曽川に注ぐ支流の砂防堰堤。 ( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📸2025年9月18日:セリ科シシウド属のシシウドかな。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
残念ながら作品は撮影不可であった。鑑賞後、カモミール・ティーが供された。落ち着く空間で、谷川の自然を肌に感じ、お茶をいただく。なんとも贅沢な時間が流れていく。
家内がくつろいでいる間、ほんの少し外に出て、谷川の野の草と戯れる。珍しい花などないが、それでもほっとするひと時を過ごすことができた。







