明日(6/3)、買い物に出かけようと思っていたが雨のようである。そこで今日、近くのハード・ディスカウントストアまで買い物ついでにブラ散歩。
玄関を出ると、門扉脇のゲンペイシモツケが咲いていた。
「源平」とは言いながら、ここのシモツケは赤しか咲かない。というのも、挿し木にした時、赤花の枝を挿したから。おかしなもので、白花や赤白混じりの枝を挿すと、白、赤白、赤が出るが、赤花の枝は赤しか出ない。
どう、この話信じる?
そう、ブラ散歩にカメラは欠かせない。目的がたとえ近場でも、ちょっと遠回りして花が見られそうな道を選んでブラブラと歩いていく。
この日は、Hの森の北辺の小道を辿り、我が家から一番近いストアを目指す。
小道に入るとすぐ、木の実が付いている枝が落ちているのに気付く(もう長年路傍の花などを撮りながらブラ散歩する習慣がついているので、視線の先は林縁、小道の両脇を舐めるようにして進む)。
おや、地面に横たわる小さな枝に、赤や緑の実がいくつか付いている。
すぐさま上を見る。すると、ちっちゃな赤い実をたくさんつけた枝があちこちに見えている。
この道は何度となく通った小道だ。4月下旬、この林縁で目の高さほどのニワトコが花をほころばせていた事も知っている。
だけど、これほどのニワトコが頭上に葉を茂らせていたことなど知る由もなかった。
なぜ、「ニワトコの仲間」と記述したかって、それはGレンズに問うたら、「高麗ニワトコ」って答えが返ってきたから。葉の識別ができず、そこで困ったときの「~の仲間」表記にしたというわけ。
すぐ近くにはエビヅルが生えていた。花が見えている。山葡萄はもちろんのこと、エビヅルも食用になるのだとか。ただ、実も小さいし、その割に種が大きいので食用には適さないとの記述が。残念!
もう少しで小道を抜けようかという所に、テイカカズラ(キョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性常緑低木)がひしめき合って咲いていた。
ウィキペディアには、「藤原定家が、死後も式子内親王を忘れられず、ついに定家葛に生まれ変わって彼女の墓にからみついた」という伝説をもとに命名されたとあった。ヒト属の業の深さを知らしめる花なのか。
花言葉はと検索してみると、「 優雅」「優美な女性」「爽やかな笑顔」「依存」等といったポジティブな印象の語彙が多い。一筋縄ではいかない花なのだろう。
小道を抜け右折し、ストアへと足を向ける。とある幼稚園の植木に目が止まる。フェンスから枝が逸出しようとしていたのだ。見ると、小さな桃色の花がみっしりと付いている。
初見である。検索すると、ウメモドキとある。えっ、これがウメモドキの雄花なんだ。もちろん、ウメモドキの真っ赤な実は見たことがあるし、たわわに実った様は好きな景の一つでもある。これだけ長いこと街を流していて見たことがないなんて、よほど縁がなかったということか。
花を凝視していると、ひょんなことに気づいた。花弁の数がまちまちなのである。ウメモドキと言うからには五弁花だと思ったら、四弁もある。不思議に思ってさらに検索してみると、通常は4~5枚だが、まれに6枚もあるという。こんなところにも植物の神秘ってやつを感じるね。
はい、 植物はここまで、早く買い物を済ませて帰らないと、また家内に叱られる。










