小さな風鈴 ちんちろちん。
風もないのに チンチロリン。
かすかな音色が耳に届いたような気がしたよ。
千々に乱れた花後の姿。そう、これがオキナグサの痩果であり、この若草色が時の経過とともに真っ白な綿毛と化す。
そもそも、この痩果を翁の白髭に見立て「オキナグサ」と命名されたと言う。あまりにもストレートな命名ではないか。
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📸2025年5月8日:つん、つん。つん、つん。ミヤマハナシノブを凝視するとわかることがある。
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花柱がつんと飛び出ている。その先端を見てみると? 丸い棒状になっているモノと、先端が三裂しているモノとがあるのがわかる。
はて、これは何を意味するのか? そう、この花柱を見るだけで、ミヤマハナシノブが雄性先熟の花であることがわかる。
「両性花において同一個体のおしべがめしべよりも先に成熟するもの。キク科、ユキノシタ科、セリ科などにみられる。その花のめしべが成熟し、柱頭などが花粉を受付ける状態になるとすでにおしべは花粉の放出を終ってしおれてしまうので、同じ花のなかでの受粉が避けられる。」
コトバンク「ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典」には、以上のように説明されている。自家受粉することによって生ずる近親交配を回避し、ひいてはそれによって生じる劣性遺伝子の誘発を排除することが目的とされる。植物に限らず、生物が獲得した生存戦略の一つなのだろう。
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| 📸2025年5月8日:シロカネソウ属の仲間? ( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📸2025年5月8日:サンイン? アズマ? (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
ここ数年、シロカネソウ属に傾注してきた。トウゴクサバノウ、サンインシロカネソウ、アズマシロカネソウなど、数種のシロカネソウ属を栽培してきたのである。
昨年、上記いづれもが猫の額を飾ってくれた。トウゴクサバノオは二年草だから、今年はダメだなと思っていた。サンインとアズマは多年草とされるので、春早くに芽を出してくれるものと思っていたが、まったく音沙汰なし。
しばらくすると、双葉があちこちに萌え出てきた。どうも、それらがサンインとアズマだと、勝手に思っている。
レンゲショウマが三年目に突入した。一昨年はたくさんの花を付けてくれた。だが、昨年はつぼみさえ付けてくれなかった。
今年も、キレンゲショウマとフジバカマに挟まれて身の縮む思い。レンゲショウマに明日はあるのだろうか?
マムシグサ、ユキモチソウ、ウラシマソウ、・・・・・・、etc. テンナンショウの仲間はいずれもその独特な容姿で人目をさらう。
このムサシアブミ(武蔵鐙:サトイモ科テンナンショウ属の多年草)もそうである。
ご存知の通り、鐙とは馬具の一種で、騎乗時に足を乗せる道具である。かつて、武蔵の国で良質な鐙が産出され、この花の苞葉(仏炎苞)がその馬具に似ていたがために命名されたと言う。
とにかくよく増える。驚くほど増える。だからして、猫の額には不向きな植物だ。そう、あっという間に席巻されてしまう。





